ドアを開けた先に広がるのは、
プライベートな「日々の景色」。
毎日見つめる壁に、手が触れるパーツに、
その景色こそが暮らしの心地よさを左右します。
内装を形作る建材は、
どれも大きなパーツではありませんが、
暮らしの「手ざわり」を左右する、
静かな主役たちです。
そこにあるだけで、
住まいがすこし丁寧に、美しくなる。
素材にこだわると、その風景は
時間とともに味わいを深めていきます。
年月が映り込む。3つの素材の表情
真鍮、木、アイアン。
時を刻むごとに表情を変える3つの素材が、空間に愛着と美しさをもたらす秘密をご紹介します。
真鍮(ブラス)
真鍮は、パーツに取り入れることで空間に上品な輝きと暖かさをもたらします。
手の油や時間とともに酸化することで、表面の光沢が落ち着き、深いアンティークゴールドへと表情を変えていくのが最大の特徴。この経年変化(エイジング)こそが、住まいの歴史を刻み、パーツへの愛着を深めます。
特にシンプルな白壁やモルタルと組み合わせた際には、素材の存在感が際立ち、静かなラグジュアリーを演出します。
木(無垢材)
オークやウォールナットといった無垢材は、無機質な空間に心地よい安らぎと生命感を添える素材。
天然素材ならではの柔らかな手触りと、一つとして同じものがない木目が、日々の暮らしに穏やかなぬくもりを運びます。
日光や経年により風合いが深まる特性を持ち、グリーンやテキスタイルとの相性は抜群。
パーツに木を取り入れるだけで、リビングや寝室が心地よいカフェのような雰囲気に整います。
鉄(アイアン)
アイアンは、無骨で力強い質感と、マットブラックの色合いが魅力。
その強度の高さから、細いラインでも空間をしっかりと引き締め、高い実用性を保ちながらデザイン性を両立します。
コンクリートやレンガ、濃い色味の木材と組み合わせることで、クールでスタイリッシュな空間へと導き、時を重ねるごとに味わい深くなる経年変化も楽しめます。
tifloで揃う、内装パーツ
理想とする住まいの表情を作り出す、厳選のアイテムをご紹介します。
01|ペーパーホルダー
トイレや洗面所は、家の中で最も小さなプライベート空間。
だからこそ、真鍮やアイアンなど、素材の表情が活きるパーツを取り入れると、その場所がひとつの心地よい部屋のように感じられます。
壁紙や床タイル、照明の金物など、周辺の素材と合わせてコーディネートすると、小さな空間でも一体感のある仕上がりに。
ペーパーの取り替え頻度を減らせるダブルタイプ。上部の棚スペースは、スマホや小物を一時的に置ける配慮。機能性と美しさを両立させ、トイレをひとつの心地よい空間へと導きます。
02|タオルホルダー
水回りの空間では、毎日使うタオルにも
「心地よい場所」を用意してあげたいもの。
リング型やバータイプ、真鍮・アイアンなど、形状や素材の違いで空間の印象は大きく変わります。
タオルを掛けたときの所作、
濡れた手で触れたときの感触。
小さな積み重ねが、暮らしの質をそっと高めてくれます。
03|シェルフ・ブラケット
壁にシェルフをひとつ加えるだけで、
空間の余白が心地よく整います。
オークやウォールナットの木材は、
植物や器、本などの飾りと相性がよく、
置くものの影までもきれいに見せてくれます。
キッチンでスパイスや器を並べたり、
リビングで雑貨や本を飾ったり。
「見せる」と「隠す」を自然に切り替えられるのも魅力です。
04|フック
真鍮やアイアンのフックは、小さなパーツながら暮らしの整え役。
玄関ではコートやバッグを、
寝室ではアクセサリーや帽子を、
バスルームではタオルを。
使う人の動きに合わせて、
壁面が「収納」へと変化します。
真鍮は経年で落ち着いた色に育ち、
アイアンはミニマルな存在感で空間を引き締めます。
見える場所に取り付けても、素材が美しく働きます。
砂型鋳造で成形された真鍮フック。ストレート、スリム、イカリ型の3タイプで、鋳肌素地と黒染めの2種類仕上げから選択でき、単体でも複数並べても美しくまとまります。
暮らしの中で、素材がそっと息づく。
建材やパーツは、主役ではなく、むしろ脇役。
けれど、その存在が、暮らしの質感をすべて左右する。
ペーパーホルダーの素材、タオルハンガーの形状、シェルフの配置、フックの素材感。
それらのひとつひとつが、あなたの「生活の景色」を作り、時とともに味わい深く育っていく。
素材を選ぶことは、暮らしの相棒を選ぶこと。
ぜひ、パーツ・建材カテゴリで、あなたの空間に寄り添う素材を探してみてください。