BATELA | 魚のオブジェ

スペイン北部、バスク地方の港町で生まれたブランド BATELA（バテラ）。
海辺の暮らしをテーマに、自然素材とハンドメイドの温もりを大切にしたアイテムを世界へ発信しています。

こちらの魚のオブジェは、そんなBATELAが手掛けるウッドオブジェの代表作のひとつ。
素材の木目や節を活かしながら、職人の手によって一尾ずつ削り出された魚のフォルムには、どこか生命のリズムが感じられます。

流線的で滑らかな造形は、波に洗われた流木のような自然体。
スペインの海辺文化に根ざしたBATELAらしい素朴さと遊び心が同居しています。

ウッドの質感を残しつつも、マットに仕上げられた塗装が光を柔らかく受け止め、角度によって異なる表情を見せてくれるのも魅力のひとつです。

魚のモチーフは「幸運」や「豊かさ」を象徴するといわれており、玄関や窓辺に飾ることで、穏やかで前向きなエネルギーを運んでくれる存在にもなります。

手仕事の粗さに、発色の良い朗らかな色味と、見ているだけで元気をもらえそう。

もちろん、インテリアとしての目の惹きようも抜群です。

リビングのサイドボードや飾り棚に置けば、ひとつのアクセントとして空間に奥行きを与え、白壁やコンクリートの上に並べると、シルエットが際立ちまるでアートピースのような印象に。

そう考えると、心情的にも空間的にも、しっかりと実用性があると言えますね。

ラージサイズは横幅約39cmと、しっかりとした存在感。
鮮やかな色合いに、荒々しさを感じる彫り。どこかアフリカンヴィンテージを思わせる風合いです。

ひとつポツンと置くだけでも可愛い一品です。

白、赤、青のフレンチヴィンテージの風が漂うスモールサイズ。
スモールと言いながらも横幅約30cmとなかなかの存在感です。

ラージサイズと高さがバラバラになるように土台が組み合わされているので、一緒に置くだけでリズムを生み出してくれます。

BATELAのオブジェは、量産的な均一さではなく、
「ひとつひとつにわずかな違いがあること」そのものを魅力としています。

木目の濃淡や彫りの深さ、塗装のムラ。
その揺らぎが、またひとつ物語を伝えてくれるよう。

自然素材を使ったオブジェは、季節の移ろいや時間の経過とともに表情を変え、
暮らしの風景に少しずつ馴染んでいきます。

忙しい日々の中でも、この魚たちを眺めるたびに、心のどこかがふっと海辺の静けさを思い出すような。
そんな感覚を与えてくれるはずです。

無機質になりがちな現代の空間に「人の手」と「自然のかたち」を取り戻す。
BATELAの魚のオブジェは、そのきっかけとなる小さなアートです。